食洗機、据え置きとビルトインどっちがいい? タイプ別の判断基準

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食洗機、据え置きとビルトインどっちがいい? タイプ別の判断基準

「食洗機がほしいけど、据え置きとビルトイン、どっちにすればいいんだろう?」と迷っている方は多いのではないでしょうか。さらに据え置きの中にも「タンク式」と「分岐水栓式」があり、選択肢が増えるほど判断が難しくなります。食洗機は一度買うと数年は使い続けるものだからこそ、自分の暮らしに合ったタイプを選びたいところです。この記事では、食洗機のタイプを選ぶときの判断基準を4つの軸で整理します。

判断のポイントは4つ

食洗機のタイプ選びで考えたい軸は、次の4つです。

住まいの状況:賃貸か持ち家かで選べるタイプが変わる

容量と家族の人数:一度に洗える食器の量は暮らしの満足度に直結する

設置スペースとキッチンの見た目:置き場所の確保と生活動線への影響

費用:本体価格だけでなく、工事費や水道代も含めたトータルコスト

順番に見ていきましょう。

賃貸か持ち家かで、選べるタイプが決まる

食洗機のタイプ選びで最初に考えたいのが「住まいの状況」です。これだけで選択肢がかなり絞られます。

ビルトインはキッチンのキャビネット内に組み込むタイプで、配管や排水の設置工事が必要です。そのため、原状回復が求められる賃貸住宅では導入が難しいケースがほとんどです。

持ち家であれば、新築時やリフォームのタイミングでビルトインを選ぶことができます。

一方、据え置き型は大がかりな工事なしで設置できます。中でもタンク式は工事が一切不要で、届いたその日から使い始められます。

分岐水栓式は蛇口に分岐金具を取り付ける簡易な作業が必要ですが、賃貸でも対応できることが多いです。

(事前に管理会社への確認をおすすめします)

整理すると、賃貸の方はまず据え置き型(タンク式 or 分岐水栓式)から検討するのがスムーズです。

持ち家の方はビルトインも含めて、次の判断軸で比較してみてください。

容量と家族の人数から考える食洗機のサイズ

食洗機は「入らなければ洗えない」家電です。容量が足りないと、1日に何度も回す手間が増えてしまいます。家族の人数や食事のスタイルに合わせて、必要な容量を考えましょう。

ビルトイン食洗機は基本的に大容量で、ミドルタイプ(浅型)で約40点(5人分)、ディープタイプ(深型)なら約48点以上の食器が入ります。フライパンや鍋などの調理器具もまとめて入るモデルが多く、食器の出し入れもスムーズです。

据え置き型は、分岐水栓式の大型モデルで約40点(4〜5人分)、コンパクトなタンク式だと6〜16点(1〜2人分)が目安です。最近はタンク式でも28〜30点に対応するファミリー向けモデルが増えていますが、ビルトインほどの余裕はありません。目安として、1〜2人暮らしなら食器点数16〜24点、3人以上の家族なら30点以上を目安に選ぶと、まとめ洗いがしやすくなります。「大は小を兼ねる」の考え方で、少し余裕のある容量を選んでおくと、使い始めてからの満足度が高まる傾向があります。

設置スペースとキッチンの見た目への影響

食洗機を導入すると、キッチンのスペースや見た目に影響が出ます。この点もタイプによって大きく異なります。

ビルトインはキャビネットの中に収まるため、キッチンの作業スペースを圧迫しません。

使わないときは扉を閉めるだけで見た目もすっきりします。

ただし、キャビネットの一部を食洗機に使うことになるため、収納スペースは減ります。

据え置き型はシンク周りやカウンターの上に設置するため、どうしてもスペースを取ります。

特に分岐水栓式の大型モデルは存在感があり、調理スペースが狭くなることも。ホースや配管が見えるため、生活感が出やすい点も気になるかもしれません。

タンク式はコンパクトなモデルが多いものの、シンクから離れた場所に設置する場合は排水の動線を考える必要があります。

キッチンの見た目を重視するならビルトイン、限られたスペースでまず試してみたいなら据え置きのコンパクトモデルが合いやすいです。

初期費用とランニングコストの違い

食洗機の費用は、本体価格だけでなく工事費も含めたトータルで考えることが大切です。

据え置きのタンク式は本体価格が2〜5万円程度で、工事費がかからないため初期コストを抑えやすいタイプです。

分岐水栓式は本体3〜8万円に加え、分岐水栓の取り付けに5,000〜15,000円ほどの費用がかかります。(DIYでも可能ですが、水漏れが心配な場合は業者に依頼するのが安心です)

ビルトインは本体価格が10〜25万円、設置工事費が5〜10万円ほどで、トータル15〜35万円が相場です。

据え置き型と比べると初期費用は高くなりますが、大容量で長く使えること、まとめ洗いによる水道代の節約効果を考えると、長期的なコストパフォーマンスは悪くありません。

ランニングコストの面では、食洗機全般に共通して、手洗いと比べて使用水量を5分の1〜6分の1程度に抑えられるとされています。

容量が大きいほどまとめ洗いの効率が上がるため、家族が多い家庭ではビルトインのほうが節水メリットを感じやすいでしょう。

据え置きの中での選び方:タンク式と分岐水栓式

据え置き型を選ぶ場合、「タンク式」と「分岐水栓式」のどちらにするかも重要な判断ポイントです。

タンク式は工事不要で設置の自由度が高い反面、毎回タンクに手動で給水する手間がかかります。

容量は小さめのモデルが多く、1〜2人暮らし向けが中心です。引っ越しが多い方や、まずは食洗機を試してみたい方に向いています。

分岐水栓式は蛇口に分岐金具を取り付けることで、水道から直接給水します。

毎回の給水の手間がなく、容量も大きめのモデルが揃っています。一度取り付ければボタンひとつで運転できるので、日常の使い勝手はタンク式よりも快適です。

迷ったときは、タンク式と分岐水栓式の両方に対応した「2WAYタイプ」を選ぶ方法もあります。

賃貸でまずはタンク式で使い、引っ越し先で分岐水栓に切り替えるといった柔軟な使い方ができます。

参考になるもの

条件ごとに、検討しやすいモデルを紹介します。

工事なしで手軽に始めたいなら:パナソニック SOLOTA NP-TML1(タンク式、食器6点、1人暮らし向け)。

A4サイズほどのスペースに置けるコンパクトさが特長です。

タンク式でも家族で使いたいなら:サンコー ラクア ファミリーワイド TKDWWDHWH(タンク式、食器28点、4〜5人分)。

工事不要ながらファミリー向けの容量を確保しています。

給水の手間なく毎日使いたいなら:パナソニック NP-TA5(分岐水栓式、食器40点、5人分)。

ストリーム除菌洗浄搭載で、洗浄力と衛生面を両立しています。

将来の引っ越しにも対応したいなら:パナソニック NP-TSP1(タンク/分岐水栓 2WAY、食器24点)。

住環境が変わっても買い替え不要で使い続けられます。

容量重視で長く使いたいなら:パナソニック NP-45MD9S(ビルトイン・ディープタイプ、食器48点)。液体洗剤自動投入やナノイーX搭載で、機能面も充実しています。

※価格は執筆時点のものです。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。

まとめ

食洗機のタイプ選びは、まず「賃貸か持ち家か」で大きく方向性が決まります。

そのうえで、家族の人数に合った容量、キッチンに置けるスペース、初期費用とランニングコストのバランスを考えていくと、自分に合ったタイプが見えてきます。

据え置き型は手軽に始められる分、容量や設置スペースにトレードオフがあります。

ビルトインは初期費用がかかる分、大容量で日常の使い勝手に優れています。

どちらが「正解」というものではなく、自分の暮らしに合ったタイプを選ぶことが大切です。

迷ったときは「まず何を優先したいか」を1つ決めるところから始めると、整理しやすくなります。

この記事が、自分に合った食洗機を選ぶ参考になれば嬉しいです。

こちらも参考に

・浄水器とウォーターサーバー、どっちがいい? ・電気ケトルの選び方 ・食器用洗剤の選び方

この記事を書いた人

koMidori

「迷いを減らして、暮らしを整える」をテーマに、暮らしの選び方ガイドを発信しています。

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